2008年11月30日日曜日

Inescapable Generation? or Escapable Generation?
逃げ切れない世代?逃げ切り世代?

いったい何から逃げきろうというのだろうか?

そんな思いで、この 「逃げ切り世代」 と 「逃げ切れない世代」 との境目を考えてしまう。
そして自分はいったいどうなんだ?と、自問自答することになる。


そもそもは年金問題だったはずだ。平成11年の年金制度改正で、年金の支給年齢が段階的に引き上げられ、同時に総支給額も漸減することになり、改正前の手厚い受給を受けられる世代と、持ち出しになる世代。ただしこれは制度上の問題。自分の属する世代を変更するわけには行かず、逃げ切るかどうかの選択肢は、個人にはない。

そもそも何で年金制度を改正する必要があったのか?これはその逃げ切るべき問題の一つなのか?一部なのか?別物なのか?そして、その「逃げ切るべき問題」とは何なのか?


問題は梅田望夫氏が「ウェブ進化論」で唱えるところの、あるいはトーマス・フリードマンが「フラット化する世界」で言うところの、ここ10年ほどで世界で起きている、PCやインターネットによる急激な情報化社会と世界市場の統合などの時代の変化なのか?

それとも、海部美知氏が「パラダイス鎖国」で言うところの孤高のマイノリティである日本国が求められている緩やかな開国や軽やかなグローバル化、また梅田氏がそのウェブ進化論の「脱エスタブリッシュメントへの旅立ち」で「日本と言う国は「いったん属した組織を一度も辞めたことのない人たち」ばかりの発想で支配されている国」から脱出して組織に依存しない個人を単位としたネットワークが機能する社会なのか?

これからぼちぼち、自分自身の整理をつけるためにも、書き記していこうと思う。