2013年6月2日日曜日

「孔子と老子」と「ドラッカーとミンツバーグ」

NHK制作の「100分で名著」で老子が取り上げられていた。若いころに一度読んだ事がある気がするが、改めて解りやすい解説でその概要が理解できた気がする。

孔子についてはメジャーで、誰もが論語や儒教と言う言葉やその意味をなんとなく知っていて、とても真面目で良い事を言っていて、この人の言うことにはみんな逆らえない。それに引き換え老子はちょっと斜に構えていて、少しアウトサイダー的な感じがする。孔子に対するアンチテーゼとして、「そうは言っても世の中、誰も彼もがそんな同じ様に頑張れるわけじゃないだろう。人それぞれって事で良いんじゃないの?」と言いたいようだ。

この組み合わせ、どこかで見たな、と思ったら、ピータードラッカーとミンツバーグの二人の関係に似ている。マネジメントやリーダーシップに対するアプローチが、正統派としてマネジメントの在るべき姿を追求したドラッカーに対して、戦略サファリなどをまとめ上げたミンツバーグが、色々あるよね、と言っているようだ。